息子のお食い初めの思い出レビュー

うちの息子がお食い初めをした時は、私の実家に代々伝わるという祝い用の漆器を使いました。私や兄弟、いとこ達のお食い初めの時もみんなその漆器を使ったそうです。その漆器は朱塗りの男の子用だったので息子にはちょうどよかったですが、女の子は本当は外側が黒で内側が朱塗りの物を使わなければならないなしいので、私のお食い初めの時は色を間違えていたことになります。
最近は赤ちゃんが食べれそうなものをお食い初めで使うことも多いようですが、うちは伝統にのっとり、料理はお頭つきの鯛とお赤飯、お吸い物、香の物、石という赤ちゃんには絶対に食べられそうもない(石は大人でも食べられませんが)メニューでした。関西では石の変わりにタコを使う風習もあるそうですが、うちは大阪ですが普通に石でした。ちなみにこの石は神社の境内で拾ってきたものを使うらしいですが、その時はそのことを知らなかったので、どこで拾ってきた石なのかは聞きませんでした。もしかしたら母がその辺で拾ったのかもしれません。

息子の祖父である私の父が口に運ぶ真似をして、写真を撮りました。本当は長寿にあやかって100歳になる私の祖母にもやってもらいたかったのですが、さすがに手元がおぼつかないのでその望みはかないませんでした。
食べさせる順番や回数は本来は決まりがあるらしいですが、うちはそこまでは意識しなかったと思います。
息子が産まれるまでは、そんな儀式があることすら知りませんでした。初孫なのでうちの両親も特にこういった儀式はちゃんとやってくれたのだと思いますが、写真を見るとその時のことが本当に懐かしく思い出されて、お食い初めをやって良かったなと心から思います。

お食い初め鯛の魚幸