お食い初は必ずするものだと思っていましたが

小さい頃のアルバムを見ると、父に抱っこされた私、そして目の前のお膳には、鯛のお頭、お赤飯。
ああ、お食い初めってこんなだったのね。と嬉しい思い出です。(記憶はないのですけれど。)

ようやく、自分も子供が生まれ、いよいよお食い初めという頃、
当時、主人の両親と同居をしていましたが、お食い初めの話をしたら、
「うちはやったことないね。」
と、そっけない返事。
自分も初めての子供だし、お祝いでお膳までもらっていたし、やるのが当たり前だと思っていたので、拍子抜けしてしまいました。
子供の健康な成長を願う親としては、絶対外せないと思い、一人お膳を用意しました。
姑が幅を利かせる台所で、どうにか赤飯を炊き、夕食の焼き魚がお膳にあがりました…。
子供に食べさせるような仕草をしますが、自分以外はなんだかしらけていました。
子供の成長を願ってやっているので、怒すらこみ上げてきましたけれど、今にして思えばやってあげて良かったなと思います。
今では、その甲斐あってか、子供は元気に成長しています。
家々によって、様々違いはあると思うのですが…全くやりません知りませんという家庭だと、新しいものを取り入れるのは大変なことですね。

お食い初はやらない人もいるかもしれませんが、残して欲しい、とても素敵なものだと思います。

お食い初め鯛の魚幸