料理と献立

祝い100日

お食い初めのお膳は一汁三菜といわれ

・鯛の塩焼き
・赤飯
・お吸い物(一般的に蛤)
・紅白なます
・煮物
・その他(黒豆や縁起の良いもの)

上記のものなどが一般によく使われている様です。

 

これら用意する物にもひとつずつ意味が込められていてます。

魚幸の食い初め

鯛100日祝い

・鯛の塩焼き

大海を悠々と泳ぐ鯛のように成長し、賢く育つように

IMG_0112赤飯

・赤飯
赤いご飯は太陽を、小豆は星々の輝きといわれ。赤い色は邪気を寄せ付けず災いを避けるともいわれています。

赤飯蛤のお吸い物

・蛤のお吸物
2枚貝のように行く末は結ばれるように

蛤のお吸物紅白なます

・紅白なます
紅白でおめでたい。

紅白なます煮物

・煮物
野菜のようにすくすく育ちますように。海老のように長寿を願って。

煮物黒豆

・その他黒豆など縁起の良いもの

 

など
やはり縁起ものですので「おめでたい」「長生き」など
用意するご両親、ご家族の願いが至る所に込められています。

 

また歯固めの石は神社などでお借りし、お祝いが終わればきちんとお返しして祈願しましょう。

歯固めの石食い初め

 

最近ではお食い初めの献立、メニューを悩むお母さんも多くいるようで
インターネットを使った便利なサービスもあり、赤ちゃんの体調や機嫌などを考えご家庭内でお食い初めを行うのが流行となっているようです。

祝い鯛

鯛

お食い初めのお祝いの席にはやはり「祝い鯛」は欠かせません。

焼き鯛、鯛の塩焼きなどとも言われ必ずと言って良いほど利用されているようです。

「祝い鯛」を使ういわれとしては、大海を堂々と泳ぐ鯛のように大きく賢く育つように との願いが込められており

また「おめでたい」の演出には無くてはならない物になってます。

 

魚幸の食い初め

準備する鯛は天然物が多く特に明石や淡路、瀬戸内の物が喜ばれ尾頭付きで焼き上げます。

またご家庭で「祝い鯛」を焼き上げるのは大変手間もかかり、納得のいく仕上がりになる事が難しいですので

以下のようなサービスが多く利用されているようです。

気軽にご家庭に居ながら職人さんが焼き上げた淡路島の天然鯛を利用できるとあって

人気を集めているみたいですね。

管理人も利用させて頂き、家族みんな感動と喜びにつつまれ良いお食い初めとなりました。

 

食器

お食い初めに使用する食器は

男の子なら内外ともに赤色(朱色)

女の子なら外側が黒で内側が赤色(朱色)

を用意します。

 

古来中国で高貴の色とされた朱色は、年数が経っても変色する事が無く不老不死を意味する色として重宝されてきました。

 

 

最近では「お食い初め膳セット」といって、通販やデパートなどでも気軽に購入出来るようになっています。

 

代表的なセット内容は


・飯椀    赤飯
・汁椀     蛤のお吸い物など
・つぼ椀   紅白なます等おめでたい食べ物など
・平椀   煮物など
・高杯   歯固めの石、梅干など


このようなセット内容で価格も3000円くらいから20000円など高価な物まであります。

 

 

またこのお膳とは別に祝い鯛を用意し
より華やかさ、めでたさを演出するようです。

 

お食い初めの膳を購入する際は、男の子用か女の子用があるという事に気をつけて
ご両親の思いの入った物を選んであげる事が良いでしょう。

歯固めの石

IMG_0023

お食い初めの儀式の中でもひと際異彩を放つ、その名も 「歯固めの石」
正式には3つの小石を揃え盛り付けるとされています。
この「歯固めの石」の使い方は
儀式の中で箸の先で小石を触り、赤ちゃんの口にちょんちょんとつけます。

またどのようにして用意をしているかと言えば、一般的には地元神社の境内などで、あまり人通りのないところからお借りし
お食い初めの儀式を終えた後、感謝の気持ちを込めてお返しするようです。

赤ちゃんが石のような硬い物でも負けない強い歯を授かるようにとの願いが込められたものと言われています。

歯固めの石

招待する人

お子様が生まれて初めての晴れ舞台ですので
出来れば祖父母や親戚の方にも一緒に祝って頂きましょう。
子は鎹(かすがい)と言って、赤ちゃんは父母やそのご家族を強く結んでくれる存在です。
これからこの赤ちゃんの成長によってに楽しい事やうれしい事が沢山出来てくるよう
感謝の気持ちを込めて皆さんでお祝いしてあげましょう。

その際は長老が「養い親」として赤ちゃんを膝に抱いてお食い初めを行います。
赤ちゃんが男の子の場合は男性が、女の子の場合は女性が務める事になっています。

招待する人

贈り物

お食い初めにご招待いただいた場合どういったお祝いをするの?と悩む場合があります。
お祝い膳は母方の実家から贈るという習わしが現在でも残っていますので
お祝い膳又はベビー用食器などが贈られる事があります。
この様にすでに膳や食器は頂いている場合がありますので、お食い初めに招待された際の贈り物は
何が良いかなど確認してあげるのも親切かと思います。
また現金でお祝いをする場合もあり、
その場合
5,000円~10,000円が金額の目安となり、祝儀袋は、のし付き赤白蝶結び
表書きには「御初膳御祝」「祝御食初」「箸ぞろえ」などと記しましょう。

その他にもお祝いの品として使われている物は
・花
・鯛
・オムツ
・おもちゃ
・子供服
・靴
などがあるようです。

どれも熨斗やラッピングでお祝いらしく仕上げてもらいましょう。

お食い初め鯛の魚幸